マナーをチクっと。。
少し、お小言書きます。
あるお茶会、またある香道の会でのこと。
予定は決まっていますね。そうすると服なら何を着ていこうかな?と自然思いますね。
ところがです。
当日、必ずと言っていいほどタイトスカートでおいでになる方がいます。
そういう場合、椅子席でない限り、お膝に大判のハンカチを掛けて欲しいな、と思います。
スカートがまくり上がって膝上まで上がってしまいます。
ニョキッと足が出ていて少しはしたない感じがしますし、お向かい合わせの方から見たら下着まで見えそうなんです。
今の時代、さっと30分程度でサラリと着物を着られる方は多くないでしょう。
タイトスカートでもいいのですが、忘れずに「同系色」の大判ハンカチを膝にかけて下さい。目のやり場に女性でも気遣います。
そして悪いことに、こういうことに気づかない方はストッキングのまま、ということが多いです。
白のソックスを用意して、玄関で靴を脱いだら脇に寄って、バッグからソックスを出して履きましょう。
この事意外と知らない人がいますので、余り慣れていない場所に行くときは、同行の方などにどう振る舞えばいいか、持ち物などもお聞きしましょう。
膝が丸出し、ストッキングのままではだめ、にはちゃんと理由があります。
膝が丸出し、ストッキングのままではだめ、にはちゃんと理由があります。
その場の雰囲気を壊すということ。
素足やストッキングのままでは、足の汚れや油が清潔な畳を汚すということです。
素足やストッキングのままでは、足の汚れや油が清潔な畳を汚すということです。
会を主催されるお社中の方々は前日に畳は雑巾できれいに拭くのが通常です。
着物の場合でさえ「替え足袋」を持参し「待合」か玄関脇で新しい清潔なたびに履き替えるのが、これ「常識」なのです。
堅苦しいな、と思われるかもしれませんが、お茶室や書院が何十年と美しく保つには裏方で、みなさんが綺麗にされていることに敬意を持っていただきたいのです。
堅苦しいな、と思われるかもしれませんが、お茶室や書院が何十年と美しく保つには裏方で、みなさんが綺麗にされていることに敬意を持っていただきたいのです。
お茶会もお香の会もお商売ではなく勉強のためにしていて、儲かることなどありません。
準備も大変なのです。
そういった所に、心が配れるようになってほしいものです。
辛口なことを書きまして今夜はごめんなさいね。
近々、お香の会を催します。立礼です。
皆さんはじめての方ばかりですので、始めに香道の歴史をお話して、お作法についても触れます。
楽しんでいただくことが第一ですが、もともと宮人のお遊び、教養です。
それに近づくはじめの一歩ですから、言って差し上げるのが親切かもしれないと思っております。
by sakura_sono
| 2018-09-29 23:54
| 美しいマナー